会計思考で成長する若手社員 入社5年目 秋山君の挑戦

|本の詳細

会計思考で成長する若手社員 入社5年目 秋山君の挑戦

入社5年目の営業部員・秋山君は、会計思考で仕事が2倍面白くなり、大きく成長しました。
「儲ける」ってどういうことなの?
「お宅の商品高いよ」って言われたらどうする?
「まとめて注文」「新商品の開発」「生産中止」……etc
会計思考で難解な事案を解決‼

土田 義憲 著
A5判・180頁(H210×W148 280g)並製 
◆定価:本体価格 2,000円+税
◆ISBN978-4-909090-67-6 C2034
◆2021年11月26日発売
◆Izumiya

◎著者プロフィール
 土田 義憲(つちだ よしのり)
 作家、公認会計士
 新日本監査法人シニアパートナー、国際教養大学客員教授を経て、現職
【主な著書】
『実践ビジネス・リスク・マネジメント』(大蔵財務協会)
 『内部統制の実務』(中央経済社)
 『財務報告に係る内部統制』(中央経済社)
 『取締役・監査役の内部統制』(中央経済社)
 『内部監査の実務』(中央経済社)
 『税務調査で使える内部統制のつくり方』(中央経済社)

◎内容
会社は営利を目的として活動する人の集まりです。営利とは儲けることで、「儲ける」とはお金を増やすことです。では、会社が儲かるとはどのようなことでしょうか?どのような状況で会社の金は増えるのでしょうか?
売上が増えることでしょうか?いえ、違います。売上が増えても、それ以上に費用が増えていれば、利益はマイナス、すなわち損失になり、お金は減ってしまいます。
会社がお金を増やすことができるのは、利益がある場合です。利益は売上高などの収益と支払給料や旅費交通費などの費用との差額ですから、利益を出すには費用を上回る収益を獲得する必要があります。
会社の活動、すなわち営利を目的とした活動にはお金がかかります。給料などの人件費、原材料費、家賃や交通費などです。この支出を会計では費用と呼びます。そして利益を上げるためには、この費用を上回る収益を上げなければならないのです。
経営上のある決定をし、ある活動を起こす際に、それにいくら費用がかかり、それによっていくらの収益を上げることができ、上がる収益は費用を上回るか否かを意識することが会計思考です。会計思考を無視した経営上の決定や行動は、利益をもたらすとは限りません。確実に利益を獲得するためには会計思考が不可欠です。
本書は、営業部に所属する“秋山君”が顧客と遭遇する様々な課題を会計思考で解決していく事例集です。会計や簿記のテキストではありません。
会計思考が実践できれば、費用を上回る収益を上げるために自分が取るべき行動がわかるようになります。取るべき行動がわかると、従来は上司の言うがままにやってきた仕事の意味がわかるようになり、仕事が面白くなります。
本書が皆様方の毎日の仕事上の悩み解消のお役に立てれば幸いです。

◎主要目次
●第1 部 営業3 課 秋山君の挑戦
ケース1 「おたくのは高い…?」
ケース3 「営業部員を増やして…?」
ケース4 「アップグレードした…?」
ケース5 「どちらを優先する…?」
ケース6 「新商品の価格…?」
ケース7 「新しい設備…?」
ケース8 「コマーシャル…?」
ケース9 「海外に工場建設…?」
●第2 部 秋山営業主任の誕生
ケース10 「いくら売れば…?」
ケース11 「目標を上回れば良し…?」
ケース12 「営業ロボット・オモテナシ君…?」
ケース13 「生産中止…?」
ケース14 「新規取引の申込み…?」
ケース15 「取引先のモニタリング…?」
●エピローグ 「決算書はどうできる…?」

◎奥付情報
印刷・製本 藤原印刷株式会社
初版発行 2021年12月10日